マクドナルド対バーガーキングのコイン戦争

海外の話で雑学です。

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日本ではマクドナルドと比較される競争相手は牛丼業界ですが、本家アメリカでのマクドナルドのライバルは間違いなくバーガーキングです。どちらかというと

マクドナルド=幼稚園、小学生の好む食べ物

バーガーキング=高校生以上の食べ物

とすみわけされていますが、だからと言って吉野家好きな人が他の牛丼チェーンにもいくのと同様に両社は熾烈なマーケティングを行っています。そのことを念頭に入れて読んでください。

記事によりますと、マクドナルドはビックマック誕生50年記念で、ビックマックコインを発行してマクドナルドの販売促進を図ったそうです。有効期限は2018年末まででした。

それに対抗(便乗かもしれません。)して、バーガーキングは期限切れのビックマックコインを提示したお客様にキングビックXLを提供するプロモーションをはじめたそうです。要するに去年の末までビックマックを食べれたマクドナルド発行のビックマックコインが、今年はライバル会社のバーガーキングのキングビックXLに化けてしまったという話です。

このキャンペーンが始まり、現在マクドナルドが年明け苦戦中だそうです。

また、マクドナルドはアイルランドのファーストフードチェーンのスパーマックが使うビックマックの商標取消にも失敗しました。ヨーロッパでの知的財産にビックマックという名前まではマクドナルドの商標と認められなかったようです。

あくまで私の想像ですがこれからも多くの大企業が独自のコインを発行してそれをプロモーションに使っていくでしょう。そしてそのプロモーションの隙間を狙って、他社がライバル会社のコインを使ってライバル潰しにもつかっていくでしょう。今回は期限切れですが、これからは有効期限のないコインをライバル会社が受け入れ、それを仲介して他社に転売、そして市場に売り出したりする会社も現れるのではないでしょうか。

デジタル通貨、デジタルコインは今まで特定のプロモーションのみでしたが、T ポイントのようにどの取引にも使えるようになるのが一般的になるでしょう。

これからますます法定通貨を使わない生活が一般的になっていくのではないでしょうか。