もはや、尋常でない仮想通貨、ペトロ。ベネゼエラの苦悩

11月5日に発行されたはず?のペトロ。国家的ぐるみの詐欺通貨の様相です。

news.bitcoin.com

記事によりますと、マウロ大統領がペトロ仮想通貨の本部に行き、ペトロの促進の為に新しいインセンティブを発表しました。その内容は

1)今年の12月31日までにペトロを購買したら、他のどの仮想通貨とも交換可能

2)中国の元と交換可能

というインセンティブです。

また、ペトロでの長期貯蓄サービス(当座)も提供するそうで、90日、120日、150日で現金に償還されるサービスだそうです。

しかし、現状のペトロはインセンティブとは裏腹に、まだ売れる体制ができていません。

ペトロを受け入れるウォーレットがまだありません。ウィンドウズとリナックスのサイトでウォーレットを造ろうとすると、現在サイトは準備中とでるそうです。グーグルにいたっては、もう削除されたそうです。

また、市場にもペトロのコードも存在していませんし、チャートもありません。販売できる状態ではないということだそうです。

ここからは私の意見ですが、信頼のおける仮想通貨なら市場が勝手に主要仮想通貨との交換レートを出して、交換可能になるでしょうし、ドルやユーロでの購買が可能になるでしょう。でも交換できるのは中国の元のみ、主要仮想通貨との交換も合わせて年内に買った人のみの特権です。

ウォーレットもなく、技術的にも問題があり、取引できていない草コインの状態です。

もしかしたら、草コインにも入らない詐欺コイン状態であるのかもしれません。

国家発行初の仮想通貨でもありますが、このままでは国家発行の最初の詐欺コインになってしまうのではないでしょうか。

それを国家でおこなっているからたちが悪いですね。