カリブ海のバハマ政府の、仮想通貨の先をいく政策

私が違った視点で興味を引き付けた記事です。英語の読める方はどうぞ。

cryptodaily.co.uk

カリブ海フロリダ半島の目の先のバハマ諸島、北米の人の観光地、避暑地として有名です。そこの政府が中央銀行の発行する仮想通貨の検討に入っているということです。

これだけですと、ベネゼエラ政府以降、ありふれた記事となりますが、バハマ政府の意図するところは別の所にあります。

現在のバハマは、年間14億ドルを少し割る程度のバハマ製品を輸出していますが、バハマの輸出、輸入に必要な銀行決算の効率化を考えての導入だそうです。

また手数料の簡略化、送金の簡略化に伴い、ブロックチェーンの技術の習得と今後の改善で先頭を行き、自分たちの産業として成り立つようにしていくことを目指していることが記事に書かれています。

大国の近くにある小国にとって、観光資源以外での産業を興すのは非常に難しいですね。来たとしても低賃金の仕事、環境汚染をおこす工場の誘致等、大国の言いなりで、なかなか自分たちが指導権を握るような産業はないのが現状です。

今回のバハマは、フロリダ半島から約500マイル(800キロぐらい)、英語を共用語とする利点を活用して、大国ではふみきれない国家的な実験を始めることを意図した中央銀行発行の仮想通貨。このことは仮想通貨にとって、まだまだ価格の上昇をのぞめるニュースではないのでしょうか。