韓国の仮想通貨取引所が途上国への送金サービスを始めました。

韓国からタイ、とフィリピンでのスタートですが日本にはまだないブロックチェーンをを使った海外送金です。英語の読める方はどうぞ。

www.thepaypers.com

記事によりますと、韓国のウォンからタイのバーツ、フィリピンのペソへの海外送金をブロックチェーンを使って始めたことを紹介しています。ブロックチェーンゆえに、安い送金手数料ですむことも紹介されています。また、銀行口座以外への振り込みも可能になっていることが書いてあります。

少し他のサイトで調べてみますと、もちろん、24時間、土日振込可能で、どうやら携帯番号への振込も可能なようです。

あまり日本人には個人口座の海外送金のサービス開始はピント来ないかもしれませんが、東南アジア経済にとっては重要なことです。フィリピンの新聞の経済面を読んでいますと、毎月の海外からの送金金額が載っています。豊かになってきたフィリピンですが、海外で働くフィリピン人が本国にいる家族に送る送金金額が国内経済に及ぼす影響が非常に強いことを物語っています。

海外で家族が働かなくてはいけない貧困層が非常におおいことも問題ですが、仮想通貨、ブロックチェーンが彼らの生活の中に入ってきていることは非常にいいニュースです。

アジアの国の貧困層がいつまでも底辺にいるかは国の発展にかかっています。フィリピンは確かに他の東南アジアから遅れましたが、経済成長、出産率も悪くはありません。これから、彼らが送金してきている通貨を、そのまま使わそうとする業者もでてくるでしょう。国が発展し、底辺層が中間層に移動したときに彼らの生活のなかに海外送金をとおして使い慣れてきた仮想通貨を現金のペソ以上に使う人も増えてくるでしょう。その時にはデジタルマネーにおいては日本より先進的な国がフィリピン以外にも途上国から増えてくるのではないでしょうか。

韓国のコインワンのブロックチェーンを使った海外送金サービスは日本の取引所でも始まるでしょう。そして送金手数料の安さゆえに、今のSWIFTシステムの銀行送金は消滅することになり、仮想通貨、ブロックチェーンの活用が途上国の人たちの生活改善につながり、仮想通貨に投資した人たちには流通拡大による価格上昇という恩権をもたらすのではないでしょうか。