北朝鮮はどのようにして経済制裁をのがれているか。

先日、北朝鮮ビットコインを使って制裁を逃れているとブログで書きましたが、少し詳しい状況を説明します。雑学です。

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シンガポールでの米朝会談にもかかわらず、トランプ大統領北朝鮮への経済制裁を1年延長しました。

それに対抗するために北朝鮮政府は仮想通貨(ビットコイン)に力を入れています。マイニングから、ハッキングでコインを盗む行為、マネーロンダリングと広範囲でビットコイン取引に関与しているそうです。

専門家によりますと、今の北朝鮮の技術であれば、ブロックチェーンをつかった自国の仮想通貨も作ることはいささか難しくはないそうです。

また、ウォーレットも米国の制裁化にないヨーロッパの取引所で、自分たちの存在がわからないようにして、活用しているそうです。大体は、まず、ロシアのサービスを使って、ウォーレットを作成します。取引サービスはブルガリアの会社を利用しているそうです。お金の引き出しはギリシャのウォーレットに移動して現金化(ドル)しているようです。

では、どのようにしたらこれらの犯罪を止められるかですが、現在のセキュリティーや個人情報の保護等は中央集権的なシステムですので、分散化台帳の仮想通貨には対応できていないのが現状だそうです。それ故に、アメリカのトムエマー下院議員は、これらの犯罪に対応できる、米国内法を提起しているそうです。

ここからは私の意見です。国家的に違法ウォーレットを作成して、ハッキングでビットコインを盗んで、ブルガリアの会社をだましてギリシャにあるまた架空のオーナーのウォーレットに移動して、ドルに現金化する。国家が止めなくてはいけない行為を、国がらみでやっているのが北朝鮮なんですね。それを現状では防御できないのが信じられません。この行為をブロックできないと、仮想通貨は独裁者たちの制裁逃れの資金源になり、仮想通貨業界に対する制裁が私たち投資家にどのように帰ってくるかは想像できませんね。また国家的なサイバーアタックによるハッキングには個人が対応できるレベルでもありません。それ故になんとかして独裁者たちの仮想通貨の悪用を先進国で協調して止めてほしいですね。