カナダの仮想通貨取引所で、創業者死亡、口座凍結 総額1億9000万カナダドルの被害

カナダの仮想通貨取引所で、創業者死亡による顧客の1億9000万カナダドルが引き出せなくなった事件の詳細です。

www.theregister.co.uk

記事によりますと、クアドリガCXの創業者がインドのジャイプールでクローン病で亡くなったそうです。今回の問題は取引所二アクセスできるパスワードをだれにも伝えていないので、コールドウォーレットに入っている137億カナダドルを含めて顧客が自分の資産にアクセスできなくなっているそうです。

会社としていろいろ試したそうですがどうしてもみつからず、ノバスコシアの裁判所に30日間の保護を求めたそうです。(簡単に説明しますと保護を受けている間に会社にある資産を吐き出して破産宣告をする準備期間をもらったということです。)

会社としてはできることをおこないましたが解決方法が見つからないので、プラットフォームの閉鎖を決めたそうです。今回の事件において、創業者の奥さんもでてきてインドで死亡したことを発表しましたが、偽装死亡疑惑まで出ています。死亡したことにして財産を盗み出すのではという憶測まででていますが、兎に角、10万人の顧客のもつ、1億9000万ドルの財産が失われたことは確かのようです。

今回の事件の真相はわかりませんが、きちんとした国のみならず、国際的な規制が必要なことを証明した事件ですね。