注意勧告の記事です:北朝鮮のハッカーがあなたの仮想通貨を狙っています。

香港のサウスチャイナモーニングポストの記事です。英語の読める方はどうぞ。

www.scmp.com

記事によりますと、北朝鮮政府は国際的な制裁の中で、最初は取引所のスタッフから仮想通貨を盗んでいましたが、今度は取引所のサービスを活用している個人への攻撃となってきたそうです。韓国にあるサイバーセキュリティー会社によりますと、その会社1社だけでも、今年の4月か30を超える事例で北朝鮮の関与が判明しているそうです。

北朝鮮は個人のウォーレットをハッキングしたら、現在ハッキングされた人はどこにも文句が言えないことを悪用して個人のウォーレットを対象にしたハッキングを活発に行っているそうです。

手口は、個人の口座開設者にメールでテキストファイルを送ってくるそうです。それを開いた人から情報をすべて吸収して、ハッキングを行っているそうです。取引所自体のサイバーセキュリティーが上がっている中、個人の方が盗みやすいのも理由だそうです。

現在のターゲットは有名な会社や有名なCEO等、裕福層のウォーレットを狙ったサイバー攻撃ですが、徐々に下の層に下がりつつあるそうです。

先月ロシアのGroup IBという会社が北朝鮮が関わったサイバー攻撃のレポートを出しました。5か所の取引所から57100万ドル分の仮想通貨を昨年から盗んだそうです。また、北朝鮮の組織の1つは、2014年にソニーピクチャーズにサーバー攻撃をかけたザウルスであったことも確認済みです。

ここからは私の意見です。香港の有力な新聞であり、最近は中国共産党の影響下から、自由な記事が書けなくなっているサウスチャイナモーニングポスト北朝鮮のテロ行為にこのような記事を出すのは驚きです。中国としても、例え仮想通貨を認めないとしてもこのような国家的なサイバーテロによる盗難に我慢ならないのでしょう。しかしなががら、経済制裁下の北朝鮮サイバーテロをやめることはないでしょうし、国家的な犯罪組織に私たちはなにも出来ないのが現実です。兎に角、わけのわからないメールが来ても開けないことだけが自分たちを守る手立てですね。