イスラム教テロ組織ハマースのビットコインでの寄付金募集

テロ組織がサイト上で、仮想通貨での寄付金を募集しました。英語の読める方はどうぞ。

cryptopotato.com

記事によりますと、パレスチナ人のイスラム教徒テロ組織、ハマースがサイトにて寄付金を募集しました。サイトのウォーレットをしらべると、コインベースのウォーレットアドレスでしたので、欧米の国のみならず、コインベースもウォーレットもすぐにウォーレットを止めようとしました。しかしながら、ハマースもすぐに口座を移動しました。現在寄付金を募集しているウォーレットはコインベースとは関係ないウォーレットになりましたが、2日間の短い間にもすくなくとも、2500ドルの寄付があったそうです。寄付はどうやらパレスチナガザ地区、ロシアからの寄付があったようです。

現在の新しいウォーレットにも、ロシアのみならず、バイナンス、ビットレックス、コインベース他、寄付金が継続して送られてきているそうです。

ハマースはパレスチナイスラエルの国境を作ることは賛成していますが、イスラエルの承認は認めていません。また、エルサレムパレスチナの首都とすることを最低条件としているためにパレスチナを首都にしたいイスラエルには受け入れられない条件となっています。現在西欧とアメリカからはテロリスト組織として敵対しています。ただ、ハマースはIS(イスラム国)とも対立しています。もしハマースを殲滅すると、そこからもっと過激な組織が創られるか、もしくは対立するISのような組織が力をつけることもあり得るので扱いに困っているのが現状です。

どちらにしろ、テロリストのサイトで堂々とビットコインでの寄付をPRしているサイトが出てきたことは困った話です。今後はどのようにしてテロ集団への仮想通貨の寄付口座(ウォーレット)を世界的に規制をかけるかが今後の重要な課題となっていくでしょう。