イラン政府が国際送金システムのSWIFTを禁止。仮想通貨への移行?

カタールアルジャジーラからの引用だそうです。英語の読める方はどうぞ。

www.cryptoglobe.com

記事によりますと、イラン政府は今度の銀行と送金に関する2日間の会議でデジタル通貨の導入を発表するようです。昨年の11月にイランの銀行は国際送金システムのSWIFTの使用を禁止されています。

今回のデジタル通貨は法定通貨のリアでバックアップされたデジタル通貨で、まずは銀行間の取引をこのデジタル通貨で行い、次に一般の人たちの売買で使えるようにするようです。

今回のデジタル通貨を国際的な送金に使うかはまだ発表していませんが、イラン政府は昨年、ブロックチェーンの活用をロシア、アルメニアとの3か国協定を結んでいるのでその辺も見越しての導入ではと記事では書いております。

現在、中央銀行としてはビットコインのような市場にある仮想通貨の活用は考えていないようです。理由は法定通貨が中央集権的な産物であるのにたいして、仮想通貨自体が分散化であるからです。しかし、ビットコインに対しては、無傷であると否定的な見解はだしていません。

国家が現在の国際送金システムからぬけて、新しいブロックチェーンを使った送金システムの導入がどうなるのか、それに対する米国と西欧の対応、中国、ロシア側の対応と合わせて今後の仮想通貨の国家的な導入がどのような影響がでるのかの試金石になるのではないでしょうか。