ビットコインの価値を上げざる得ないような国際的な出来事

題目の通りですが、そのような1例がおこりました。英語の読める方はどうぞ。

news.bitcoin.com

事件はこのよううな内容です。

ベネゼエラのマルドー大統領が、自国の経済危機に対応するために、イングランド銀行にある12億ドルの価値のある自国の金を卸そうとしましたところ、イングランド銀行に拒否されました。世界一の天然資源をもつ豊かな国が独裁者の失政によりいかに経済を崩壊して、諸外国から無視されるかを表した例です。

ここでの記事では2度目の大統領選挙を当選しているにもかかわらず、グアイドという人を暫定大統領として諸外国が認め始めていることも理由のようです。

ここからは私の意見も含みますが、現状、世界経済はドルと金で運営が行われています。ドルはもちろんアメリカの発行する通貨ですが、金はどうしているかというと、多くの国の金は自国に保管してあるわけではありません。

金は多くの国がアメリカに預けています。一部の国は分散して西欧にあづけていますが、世界第二位の保有国ドイツですら、3分の2をアメリカに預けていますし、自国には5%ほどしかありません。日本も多くの金保有をアメリカに預けています。例外が旧共産圏の東欧ですが、ルーマニアなどはロシアから取り戻そうとしています。

世界経済は結論からして、アメリカ中心で、そのおこぼれを英国や他の西欧の国の銀行がもらっているのが現状です。そのようなシステムのなかでアメリカと西欧に嫌われると自国の資産も降ろせなくなってしまうことがベネゼエラの貧窮を独裁者が解決できない泥沼に陥っている現状があるんです。

そんな中、他の資源大国、ロシアや中国のような独裁国家が新しい資産としてビットコインや仮想通貨を使った経済圏を作りたいのは間違いありません。記事にも暗にほのめかしていますが、このような西側の国際経済をコントロールするやり方から逃れられる方法が仮想通貨、ビットコインであることを述べています。

どのようなアクションを起こすのかはわかりませんが、かといってビットコインを世界で流通させて独裁者が自国の経済だけその影響を逃れることは不可能でしょう。ミイラ取りがミイラになりそうな話ですが。