ベネゼエラのペトロと都市開発計画の喜劇

ベネゼエラ政府と仮想通貨ペトロの続報です。英語の読める方はどうぞ。

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記事によりますと、経済制裁と独裁者の経済政策の失政のベネゼエラが国民を救うために、現在、ベネゼエラは住宅難の救済プロジェクト、グレートハウスミッションベネゼエラの名のもとに250万人に住宅を提供し、100万人の人の住居をリフォームしました。今年末までに300万人の国民の為に集合住宅をたてる計画を立ち上げました。

今回の壮大なプロジェクトの問題は支払い方法です。支払いはペトロを計画しています。海外の建築会社への参加を呼び掛けていますが、中国、ロシアの企業は逃げました。現在、ベラルーシの建築会社が残ってベネゼエラで工事をしていますが、今回のペトロでの支払いには難色をしめしていて受けるかは疑問のようです。

ここからは私の意見ですが、社会主義という名の独裁主義、権威主義国家の同盟国であるロシア、中国、ベラルーシでも同盟国だからといって利益、国益のないプロジェクトには参加しないのでしょう。西側国家である、北米、西欧、日本に価値なしとされている仮想通貨、自分達の同盟国からも信用がない、敵味方両方から価値のない仮想通貨であることが証明されましたね。

フィリピンのカガヤン経済特区他、その他アジアの経済特区建設の為の様な未来の発展が考えられる仮想通貨であれば投資も集まるでしょう、しかし貧困層の住宅建築では旨味がまったくありません。そして例え天然資源が豊富なベネゼエラを助けても利点がないと同盟国にも無視されてしまう悲劇(喜劇?)がベネゼエラで続いています。

ベネゼエラのペトロに関して言いますと、国際的な市場原理を考えられない独裁者たちの喜劇が行われているしか言えませんね。