ブロックチェーン、仮想通貨とプロスポーツ

今年のブログで何回かブロックチェーンの会社とプロスポーツの関係をご紹介しましたが、これからのトレンドとあわせてブロックチェーンの会社とプロスポーツクラブの

WIN WINビジネスモデルをご紹介します。英語の読める方はどうぞ。

news.bitcoin.com

オランダを拠点とするLibereumという会社がスペイン2部のElche FCというサッカークラブを買収しました。Libereumは仮想通貨を一般人の日常生活に活用できるようにすることを目的としています。買収金額は約490万ドルです。この会社の目的はこのクラブの収入をP2Pを使っての入場収入、グッツ販売、ウェッブサイトでの支払い等に使い始めるのが短期的なブロックチェーンの導入です。

では、長期ではどのような目的があるかです。長期的には現在2部のクラブを1部に昇格させて、クラブ通貨をを発行して、その通貨で、入場料、スタジアムのグッツ販売のみならず、飲食他のイベント収入源に使えるようにして、選手の移籍金もクラブの発行する仮想通貨での支払いを目的としているそうです。

ほかにも、Etoroという会社が円グランドのプレミアリーグの7チームと提携しました。これは仮想通貨業界の会社がプロスポーツクラブと提携した初めての例です。将来的には仮想通貨の流通を主要サッカーリーグに当てはめていくことを長期的な目標としているそうです。

ジブラルダルでの話になりますが、ジブラルダルのクラブでは年俸を仮想通貨での支払いも始まっています。

世界をみるとサッカーだけではありません。世界最高峰のプロバスケットボールリーグのNBAに対しても同じようなアクションが起こりつつあります。それが世界でもっとも観客を集めるメジャーリーグベースボールにあてはまるのも時間の問題と思われます。また、スポーツでの支払いを通じて、一般の人たちが仮想通貨を購入して支払うことに慣れる意味も大きいと記事には書いております。

ここからは私の意見ですが、私の叔父がプロ野球チームのコーチをしていたころに、プロ野球のチームほど、売上、経済規模の小さい企業でインパクトを与えている企業はないと言っていました。たしかに、日本人においても、今年、どこのプロ野球チームが日本一になったかを知っていても、どこの東証一部の会社の株が一番上がったか、今年の最高の東証1部の最高平均株価もほとんどの人が答えられないでしょう。一般の人にとってはネットで株取引したことある人より、ネットでプロスポーツのチケット、グッツを買ったことがある人の方が多いのではないでしょうか。

ちなみに世界最高の観客動員を誇るメジャーリーグでは今年は観客が減少しましたが、平均29000人を割る観客を1試合あたり集め、2432ゲーム開催されました。日本では平均3万人を少し割る観客を平均であつめ、858試合行われました。

プロスポーツにおけるチケット販売、ネットでのグッツ販売、スタジアムでの飲食購入等に仮想通貨を導入すればものすごい人数の人を1日で体験的に仮想通貨での支払い体験をさせることができます。単純に大リーグと日本プロ野球のレギュラーシーズンだけで、9500万人の人たちに仮想通貨を使わせる機会がうまれることを考えてみると、プロスポーツの興業は、仮想通貨使用の体験場としては都合のいいイベントと思われます。そして、欧米ではプロスポーツのオーナーという地位は日本での地位以上に社会的に認められます。そこに目を付けたブロックチェーンの会社はこれからもプロスポーツを例にして他の会社にICOを進めることも、ブロックチェーンを使った販売促進を進めていくと思えば、プロスポーツブロックチェーンの関係は間違いなくWIN WINになっていくと思いますが皆様いかがお考えですか。