国際送金業界の大手、ウエスタンユニオンがリップルのプラットフォームを採用へ。

150年ほど前に設立された電信サービス会社からスタートしたウエスタンユニオン、国際送金での利益は1度あたりの送金手数料と為替の差額で利益をあげてきている会社です。現在では世界200か国、代理店を含めて50万店舗、130の世界の通貨の取り扱いがあるウエスタンユニオンがリップルとの提携から3年、本格的な導入が決まりました。

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記事によりますと、ウエスタンユニオンがリップルのプラットフォームの導入をきめたことが書かれています。会社としても、現在130か国の通貨を取り扱っているので、プラットフォームの導入は130の国の通貨に仮想通貨を足すような物で取るに足らないことと述べています。また、今回の導入があっても、仮想通貨はまだ規制、セキュリティー、安定性に欠けるので仮想通貨の取引がメインに来ることはないと述べています。

ここからは私の意見ですが現在、海外送金額においてはUAEの仮想通貨取引所が世界一ですが、送金をメインとした業界ではウエスタンユニオンが一番です。そして2番のマネーグラムもリップルのプラットフォームの採用が決まっています。

発展途上国との貿易では、まだまだ大手でない限り、銀行口座を持たないいなかの会社も多く、送金にはウエスタンユニオンのような会社が必要とされていますし、個人あてに送金できるウエスタンユニオンのような会社はまだまだ需要が多いです。そのような業界のリーダーであるウエスタンユニオンが業界2位のマネーグラムに続いてリップル採用はリップルが広がるのに非常に大きいインパクトをあたえるでしょう。

UAEの取引所が世界一の国際送金金額になったのは、有能な発展途上国出身の人材が本国の家族にお金を送る時に使い始めたからです。これから世界のみならず日本でも、有能なインド人が銀行口座をもたない、かといって携帯口座への送金が不得手な家族に日本のウエスタンユニオンを通して現金を送ることも一般的になってくるかもしれません。その時のリップルの送金量はいまとは比べられないぐらいに大きくなってくるでしょう。

今年の仮想通貨価格は暴落以外なにものでもなかったかもしれませんが、このようなリップルの動きは来年以降の流通量、価格上昇に大きく貢献するのではないでしょうか。