イラン人の苦悩:仮想通貨とマイニングが生活の助けに

米国のイラン経済制裁はイランの国民生活のみならず、海外在住の留学生似も影響が出ています。不便な生活を緩める手立ては仮想通貨とマイニングのようです。

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記事によりますと、現在のイラン人の生活は米国の経済制裁によって、国際的な送金ができなくなっています。お金持ちでも海外への支払いができない状態になっていて、国民は国際送金をビットコインをとおして行い、国民はマイニングをおこなって制裁下の生活の糊口を凌いでいるようです。

現在のビットコインの価格と大量の光熱費のかかるマイニングが割りに合わないのではとおもわれますが、まず、イラン国内でマイニングが合法であり、石油産出国であるためか、エネルギーに対する補助金も非常に大きいのでマイニングがまだ可能のようです。ただ、仮想通貨も含めて、アメリカの経済制裁化に入っていますので、バイナンスがイランの顧客に米国の経済制裁の為に口座から仮想通貨を引き出す様に指示があったことを例にして、経済制裁を潜り抜けた仮想通貨での取引が可能かは疑問があると記事を締めくくっています。

また、イギリスの新聞ガーディアンのサイトにも、イラン人留学生が本国からの送金ができないために学業を続けるのが困難になっていることを記事にしています。大学は家に帰って現金をもってくることを進めていますが、送金の手段としてビットコインが使われ始めたことを記事にしております。制裁下の国の国民がどこまで仮想通貨で逃れられるのかと、悲しいですがどこまで仮想通貨が法定通貨に対する影響が増しているのかを図るいいサンプルになってきますね。でも、早く制裁解除になることを祈ります。

参考文献

www.theguardian.com