2018年、仮想通貨、ブロックチェーンの10大ニュース

今年の一番のニュースは価格暴落でしょうがその中でも重大ニュースを取り上げている記事です。英語の読める方はどうぞ。

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では10位からご紹介していきます。

 

10位 メディア産業用のブロックチェーン、CIVILのICO失敗

今年の秋に800万ドルを集めるつもりで、米国の著名なメディア(ワシントンポスト、ニューヨークタイムス、ウォールストリートジャーナル等)にトークンの売り込みをはかりましたが、140万ドルしか売れなかったそうです。個々の記事ではかいてありませんが、このお金はひとまず返金されたそうです。今度はこの技術をシンプル化して再度売り込みをかけるようです。

9位 CIVICのブロックチェーンの分散化台帳上のデジタルIDを売りにしたCIVIC

COINの改善に今年で4300万ドルが投資されたこと。このCIVICの分散化台帳に一度情報を入れると、使用するごとにIDや個人情報を入れなくてよくなるそうです。ITシステムのアイデンティティー管理のみならず、ビール会社のアナハイザーブッシュはこの技術を使ってユーザーの年齢確認に使うそうです。

8位 ビットコインのマイニングが儲からなくなった

今年の1月にマイニングされた量は昨年の1月~9月の間の量と同じとマイニング産業は盛んになりましたが、今では電気代が合わなくなってしまっていることで、大手以外は手をだせない状態になってしまったことを挙げています。

7位 ビットメインがテキサスに5億ドルを投資してマイニング会社を設立。

POOLというマイニング用のハードウェアーをつかってマイニングをつづけています。400人を雇い、今年の4月までに100億ドルを稼いだそうです。今年の終わりまでには高い予想で120億ドルの利益を上げると予測されていますが、イスラエルの事務所の閉鎖を最近発表したことを例にして、現在のビットコイン価格暴落には暗い影を投げかけられているようです。

6位 世界最大のマイニング会社、ギガワットが米国会社更生法を申請。

米国拠点の世界最大のマイニング会社がアメリカの裁判所に会社更生法を申請したそうです。現状では会社の資産は5万ドル、債権者には100億〜500億ドルの負債があるそうです。

5位 サムソンのギャラクシーS10にビットコインのアプリ機能がつけられる。

サムソンのS10にはコールドウォーレットもついているビットコインのアプリ機能があるそうです。今使っているウォーレットもこの機能に持ち込むことが可能で、ブロックチェーンとサムソンが繋げていますがサムソン自体はこの情報にアクセスできないアプリ機能だそうです。

4位 ブロックチェーンを使ったソーシャルメディア STEEMETが従業員70%を解雇

2016年には時価総額でトップ6に入ったSTEEMETの仮想通貨ですが、技術的な問題もあり、徐々に顧客を失ってきたそうです。2016年の時価総額は15700万ドルでしたが、今では10600万ドルまで落ちているそうです。

3位 NVIDIA(ブロックチェーン上のグラフィックカード会社)がなんとか運営中

NVIDIAは2018年の下半期のグラッフィクカードのセールスを1億ドルと予測していましたが、マイニング産業の不振で1800万ドルの売上しかありませんでした。現在、来期の売上予測もだせないぐらいマイニング産業の不振の影響を受けているようです。

2位 ConsenSys(イーサリアムの製造スタジオ)が1200人の従業員の内の13%をカット

理由はイーサリアムの値段が一時期の10分の1になったことを理由としていますがそれを理由なのかはこの記事では疑問に思っているようです。現在イーサリアムの年間運営費用は1億ドルを超えているそうです。

1位 業界全体の価格暴落

昨年に比べてビットコインの価値は80%ダウン、ICOで見ても昨年のICO時の価格からみても86%が価格の下落、そして30%は全く価値のない仮想通貨になってしまったそうです。また、仮想通貨、ブロックチェーン関連の仕事も昨年の10月と比べて3%ほど減少しているそうです。 

 

ここまで暴落したら、あとは上がるだけだと思うのは私だけでしょうか。来年は逆の10大ニュースを紹介できればいいですね。