香港証券先物委員会がマネーロンダリング防止のために厳しい規制を設定

中国本土と違い、今までは仮想通貨に緩い政策をとってきました香港の証券先物委員会がICOに対する厳しい規制をかけることを決めたようです。英語の読める方はどうぞ。

ethereumworldnews.com

香港のSFCの規制は以下になります。

1)投資ファンドの割合の10%以上が仮想通貨の場合、ライセンスの取得が必要。

2)仮想通貨会社との取引は熟練した会社のみとする。

3)ICOの1年前にはトークンの発行を行っていなくてはいけない。

4)サンドボックス(プログラムを外部からの介入なしに動かし、動くかを調べるセキュリティー)の中にデジタルアセットを入れて実験をおこなう。その結果がライセンスを取得できるかを決める

これらの規制がどういう意味を持つか素人の私にはよくわかりませんが、専門家から見ると今回の規制強化で香港でのICOを考え直すところも出るのではと予測されるぐらい厳しい規制導入だそうです。また、今までのアジア地域では仮想通貨がらみのハッキングが多発した地域ですので、とても厳しい規制を地域の取引所がかけ始めていることも紹介しています。たとえば、日本の取引所、コインチェックは自社で厳しい規制をかけ、また香港のSFCは日本の仮想通貨協会(JVCEA)にもライセンスを発行したそうです。

韓国政府は仮想通貨のICOと匿名性を禁止するやいなや、韓国の仮想通貨業界でビジネス生態系を整えたそうです。

またタイ政府は7か所の仮想通貨取引所に許可を与えたと同時に問題のあるICOに警告を出したことを紹介して記事を締めくくっています。

現在、ビットコイン他、仮想通貨の価格は非常に悪い状態ですが、停滞中にきちんとした規制がかかることは来年以降の価格上昇前には明るいニュースではないでしょうか。