キャッシュレスの社会は理想郷か、地獄か?

私たちの生活もクレジットカードをつかわなくてもTポイントカードでのネット購買等、徐々に現金がいらなくなってきています。そんな世の中がいいのかわるいのか問いかけている英語の記事です。

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まず、この記事はヨーロッパから北米にかけてのスマートホンでの支払い、スマートウォッチでの支払いが一般的になってきて、現金支払いがメインでなくなりつつある世の中で、何が起こっているかを考慮してみましょうと始まっています。

2018年6月1日にキャッシュレス社会について考えなくてはいけない事件がイギリスで起こったそうです。何らかの理由でクレジットカードが全土で使えなくなってしまったそうです。クレジットカードが使えなくなったために、スーパーマーケットやガソリンスタンドでのガソリン購入もできなくなってしまいました。問題はイギリス人はキャッシュレスの社会で現金をもはや持ち歩いていなく、外で飲む1杯のコーヒーすら4桁のPINコードで支払いを行うように生活習慣が変わっていたので何も購買することができなくなってしまいました。

現在NYでも現金での支払いが少なくなってきているのが現状で、現金支払いでの受付を止めても問題ないほどにキャッシュレスが進んでいるそうです。このことに批判的な人も多いのが現状です。なぜなら、クレジットヒストリーが悪い人はいいクレジットカードが持てなくて、クレジットカードをもてる層、持てない層と二極化しかねないからです。また、NYでは現金支払い拒否の店を禁止する条例を考えているそうです。

確かに現金持ち歩きは不便な面もあります、現金での支払いは、レジでお金を数える時間が無駄ですし、お金を持ち歩いて盗まれる可能性もあります。でも、違う面でキャッシュレス社会になったら、国が個人財産の取引に干渉できるという問題も起こるのです。金融関係のセンサーはアメリカだけでなく、中国でも可能であると述べています。

つまり、キャッシュレスは便利であるけれど、個人財産への国家干渉を可能にする悪い面があることが問題であるとこの記事では述べられています。

最後にビットコインはある意味現金であるといえます。デジタル上での取引ではありますが、クレジットカードのように個人の信用がなくても持てますし、支払いに使えます。通貨のような価値もありますので物と交換できます。21世紀の現金ではないかと記事が締めくくっています。

ここからはわたしの意見ですが、日本ではあまりあり得ませんが、海外にいくと通常のお店でもいくつかの通貨を受け入れているのが普通です。北米を例に取りますと、カナダのお店ではカナダドルと米ドル、クレジットカードでの支払いが観光地のみならず可能ですし、メキシコなどでも同じです。もちろん日本の周辺には円ほど信用のある通貨がないからありえないのかもしれませんが。このような国にとっては、クレジットカードが駄目なら、仮想通貨での支払いも一般的になってくるのではないかと思われます。もちろん瞬時の決済サービスができる機械が導入されないといけませんが、それも近いうちに一般的になるでしょう。大型機関投資家の登場も価格上昇に大切ですが、このような社会に乗って仮想通貨の価値は長期的には上昇していくのではないでしょうか。