仮想通貨とアフリカ経済

アフリカの仮想通貨に絡んだ現状と短期での未来予想について書かれています。英語の読めるかたはどうぞ。

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1)仮想通貨がサイの保護を助ける

南アフリカは世界のサイの80%が生息していますが、毎年、1000頭のサイが減少しているそうです。サイは保護が必要な動物です。そんなサイを助けるべきして発行されたのがRNC’という仮想通貨です。 1RNCがサイのつの1グラムと交換できるとした仮想通貨です。現在は保護を目的としたコインで市場では価値がありませんが、このコインを市場に乗せて取引するべきか、このままでいいかの議論が起こっているそうです。このコインを使って、寿命で死んだサイの角を販売して、サイの保護に充てるべきであるという意見がでています。またサイの取引自体が現在違法です。

現在、サイの角はグラム当たり125ドルだそうです。1RNC=125ドルでのこの通貨を使ってサイの取引を許可することによってサイの保護のみならず、密猟の撲滅を目指すべきであるという考えも出ています。

2)アフリカの明るい未来

UWIN (Unleashing the Wealth in Nations)の発表によりますと、多くの仮想通貨投資家はアフリカの未来は非常に明るいと考えています。42%の人がアフリカの汚職は減少すると(増えると思っている人は24%)考えています。大型投資家の内46%はアフリカは高度成長を迎えると想像し、54%の大型投資家たちはアフリカ地域が安定してくると想像し、44%の人たちが先進国と比べて若いアフリカの労働人口が明るい未来をもたらすと考えています。

現在のアフリカはインフラが不足して、法的規制を不足して、政権が安定していないことも承知していますが、これらの問題も近未来に整理されると考えています。

3)南アフリカの保険会社のするべきこと

南アフリカの保険会社は現金だけでなく、仮想通貨も補償限度額をきちんと設置するべきであるとも述べています。アメリカでもビットコインの喪失に16000ドルを請求された保険会社が現金の保証限度額の2000ドルで抑えようとしたことがありましたが、裁判所がビットコインは資産で現金ではないと判定され16000ドルを支払うことになった例があるそうです。仮想通貨は現金と同じ限度額であるとポリシーを作っていなかったためにこの用の事態がおこりました。

記事の最後にはいろいろないい面悪い面もありますが、アフリカの発展にはブロックチェーンの技術が欠かせなく、適した技術であると締めくくっています。

ここからは私の意見です。サイの角の仮想通貨RNCが一つの例ですが、これからアフリカでは非常に面白い通貨が出てくるのでしょう。サイの角のみならず、現在禁止されている象牙なども出てくる可能性はあります。それも生きている像からでなく、きちんと像を管理して死んだ像から採取した象牙なら問題もないでしょうし、

世界中の生きている像の3~6倍の需要がある象牙市場に、死んだ像のみの象牙が合法化されたら、密猟も減り、象牙の価値=象牙の仮想通貨もプレミアムになるのかもしれませんね。アフリカの今後の動きは仮想通貨で財テクを行いたい人にとっては最後に残された魅力的な大陸であるのではないでしょうか。