ベネゼエラのデパート、小売店、世界最大の小売店ウォルマートでもビットコイン支払いが可能になっています。

皮肉にも経済政策の失敗と反米政策で、ビットコインの流通が拡大しています。二つの記事の引用です。

www.cryptoglobe.com

toshitimes.com

両方の記事をまとめて説明しますと、ベネゼエラの異常なインフレでATMで現金を引き出して買い物することができなくなっているので、現金の代わりの支払いにクレジットカードと同様にビットコイン他、場所によってはダッシュライトコインイーサリアム等が支払いに使われ始めているそうです。また、REDDIT(以前ご紹介しました英語のウエッブサイト会社)のおこなうビットコインでのベネゼエラ貧困層を援助を行いながら、現在のビットコインで買えるものを調べたところ、REDDITから援助でもらったビットコインで800種類の商品(学用品や洋服等)がベネゼエラの町で買えるようになるまで発展しているようです。町の小売店のみならず、大型のデパート、世界最大の小売店ウォルマート(日本では西友を運営、撤退予定)でもビットコインを受け入れているそうです。

両方の記事で述べていますが、これだけ仮想通貨の流通が広がりながら、自国政府の発行した仮想通貨ペトロはいまだに流通していないことも述べています。いろいろな問題があり国民がペトロを使用することがいつになるのかわからない状態であることを説明しています。

ここからは私の意見ですが、経済政策を失敗した資源豊かな独裁国家はアジア、アフリカ、南米にたくさんあります。このような国から一般生活に仮想通貨が使われ始めていき、経済規模では小さいですが徐々に浸透していくのではないかと私は思います。そして、中央銀行の政策と関係ない市場での支持だけで徐々に広がっていき、経済政策を失敗した発展途上国から、経済政策を失敗していない発展途上国に広がり、利便性ゆえに中進国に広がり、最後は先進国の一般生活での決済に使われていくモデルが完成するのではないでしょうか。つまり今までの先進国が開発して途上国が採用していくモデルの逆が起こるのではないでしょうか。銀国口座をもてない貧困層に格安のモバイルを通帳代わりに配っても始められる仮想通貨。世界の習慣、生活を根本から変える面白い時代に生きているのかもしれませんね。