シンガポールのRATE3による、ブロックチェーンを使った新しい資産保持方法。

シームレスという言葉がこの頃よく聞きます。パソコン上では違うものを統合し、垣根なく使う意味ですが、この会社はブロックチェーンにいろいろな資産をデジタル化の数字にして、資産運用サービスを考えています。英語の読める方はどうぞ。

www.prnewswire.com

Rate3という会社はブロックチェーンを使って、個人の見える資産(例えば、円、ドル等の法定通貨、株式、不動産)と見えない資産(知的財産、個人の時間、たぶん仮想通貨もこちらにはいるのでは?)をデジタル上の数字にしてトークン化されたデジタル資産としての運用をブロックチェーン上のサービスをおこなっていく計画だそうです。

これらの資産運用市場は本日で700兆ドルの市場をもつとされています。それらの一部でいいので、このRate3は運用サービスをおこなうブロックチェーンの開発をイーサリアムとステラ両方で使える資産のデジタル化とID発行を目差しています。現在、1700万ドルの投資を受けて開発中だそうです。

これらのサービスが始まると、迅速な交換、低い手数料、24時間365日いつでも決済を行う等、ブロックチェーンの長所を生かしたサービス提供となるようです。

このようなプランは今まででもはなされていましたが、個人財産の保護が確約されていなかったためになかなかすすみませんでした。しかし今回は信託会社と組んで安全な保障をおこなう予定だそうです。

また、一つのIDからイーサリアム、ステラとの互換性があるので両方の利点を生かした取引を可能にするそうです。

ユーザーのわかりやすい例が書かれていました。海外のアマゾンやタオバオのようなサイトで購買した場合、クレジットカード等で支払うと、あまりいい為替レートではありませんが、今後はその場でのレートで為替、送金手数料が格段とやすくなるようです。

システムを調べたい方は以下のサイトで確認くださいと書かれています。

www.rate3.network

ここからは私の意見ですが、最近記事でよく見かけるようになった、自分の時間を売ってバイトするタイムチケットなどはどのようにしてお金に出来るのかと思っていましたが、このブロックチェーンサービスが始まると他の資産と簡単に取引交換できるようになりますね。このタイムチケットの換金化は世界にまたかけた市場になるので最低賃金すら意味がなくなる時代が来るかもしれませんし、特殊な技術をもった人たちは国内にいながら、海外の仕事をこなして現金化できる時代もすぐ前なのでしょう。

私たちの生活がどのように変わるかはまだわかりませんが、自分たちが追い付けないほど早く労働環境、金融環境が変わっていくのではないでしょうか。