ベネゼエラがOPECに石油に裏打ちされたペトロの売り込み?

イランの紹介の後、ベネゼエラもご紹介します。

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10月29日、正式に市場に出回り始めましたペトロですが今度ベネゼエラ政府がOPECの会合で正式な石油にバックアップされた通貨として紹介(売り込み)をするそうです。OPECでの石油にバックアップされた最初の通貨として国際的な導入を目指すそうです。キューバのぺレンサラティーナの報道によりますと、2019年の1月~3月の間に石油取引での導入を目指しているようです。ベネゼエラ政府としても、ペトロの石油取引での導入がアメリカの経済制裁からのがれる方法であると述べているそうです。ベネゼエラ政府にとっては、ペトロの石油取引での導入は世界一の石油埋蔵量を誇るベネゼエラの経済復興に役立つと発表しているそうです。

中国のメディアによりますと、ベネゼエラは船会社、航空会社にペトロのウォーレットを造って、そこから石油代を払うように促進中だそうです。

現状のペトロは発行後うまくは行っていないそうです。ペトロを売り始めて、23億ドルの価値のあるはずのペトロは60%の割引で販売されたそうです。また、ペトロの販売は反対政党からも詐欺といわれているそうです。

ここからは私の意見ですが、石油取引にペトロを使う意思のある国はベネゼエラ以外でてこないでしょうし、例え米国と対峙するイランですら手を出さないでしょう。

OPEC加盟国は石油を売って、世界の物資、食糧、サービスを買えるドル、ポトフォリオとしてユーロ、スイスフラン、円等を保持する以外には興味を示さないからです。それ以上に経済運営に失敗している政府の信用度は各国の国債並みに信頼がないのも理由です。

アメリカとしても、反米国家がドルで締めあげられている代わりの通貨に仮想通貨を使えるようにはしたくありませんので、何らかの金融制裁をかけてくるでしょう。

これらのことをもっても、ペトロがOPECの石油取引通貨に選ばれる可能背はほぼゼロだと思います。世界各国の反米国家は、どのような方法を使おうにも。ドルにアクセスできないかぎり、国民の生活水準がさがることを肝に銘じなくてはいけません。