スペイン最大の商業銀行が4か国限定ですが、ブロックチェーンを使って送金サービスを始めます。

銀行間の国際取引はSWIFT CODEというシステムを使っていましたが、今度、ポーランド、イギリス、スペイン、アルゼンチン間でリップルを使ったブロックチェーンでの送金を始めます。

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スペイン最大の商業銀行であるサンタンデール銀行はまず4か国の国際送金でブロックチェーンの導入をはかります。また、2018年の終わりまでには、チリ、メキシコも含めてのサービスになるそうです。

国際的な送金を行ったことがない方にはあまりぴんとこないかもしれませんが、現在はIBAN CODE ,SWIFT CODEというコードを使って送金しています。SWIFT CODEを例にとりますと、例えばバンクオブアメリカのカリフォルニアの口座に送る場合は 銀行名 支店名、 口座種類 口座名義 と SWIFT 

CODEが要求されます。バンクオブアメリカのカリフォルニア支店ですとBOFAUS3N(ドル送金の時)がSWIFT CODEでこのコードと銀行名で送金先に間違いないようにしています。問題は送金に時間と高い手数料がかかります。現実近くの信用金庫に送金頼みますと、東京三菱に行った方が早いですよと言われるぐらいです。送金して着くのに24時間以上、ひどいときには数日かかるのが普通です。そのために貿易時には、相手先に送金したことをFAXで送るなど、面倒な作業が今まで多々ありました。

しかし、リップルブロックチェーンですと瞬時に送金完了し、手数料も格安になりますので非常にありがたいサービスになります。これを銀行が導入しない理由がわからないぐらいです。

今回の実験的な導入後、その送金システムを提供するリップルはこれから世界中の銀行が国際送金で使い始めると思います。その時にはリップルの価格上昇はものすごいことになるのではないでしょうか。