オーストラリア政府のブロックチェーン政策的活用。

ブロックチェーン仮想通貨の大規模な活用をオーストラリアのスコットモリソン新首相が考えているようです。

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記事によりますと、今度首相に任命されたモリス首相は、仮想通貨について自分自身で勉強して、ブロックチェーンを使った政策を大々的に使っていく予定であることを述べています。

まづ、ブロックチェーンを消費者の個人情報の保護と、銀行の非効率的な業務の改善に積極的に使っていきたいと思っているそうです。

首相は分散化台帳が銀行の送金業務の改善に役立ちますし、個人情報も、きちんと本人の同意をえた場合に、同意された特定の人に公開できるようなシステムが可能であると考えております。これらを、7月1日のオーストラリアオープン銀行条例で個人情報の本人同意の上でのアクセス許可をブロックチェーン技術で行うそうです。

また、先ほどご紹介したデジタル上での運転免許証についてもこの記事では述べています。

ここからは私に意見ですが、モリソン首相自体の政治的な位置は、同性愛反対、移民反対,  長老派教会に属し、信仰深いの保守的な考えを持った人です。政治的には保守的ではありますが、きちんと革新技術について理解し、それを活用して国の発展に役立てようとするところは現実主義的な経済政策をとるのではないでしょうか。

ベネゼエラやイラン同様に豊かな天然資源をバックアップにした経済基盤を持つオーストラリア。しかしながら新中国派として自分の息子を中国共産党の幹部の娘と結婚させている前ターンブル首相ですら、政権末期では米国、日本、インド側の中国封鎖政策に転換したオーストラリアは外交政策上、民主主義、自由貿易を基盤とします。日本人、西欧人と価値観を共にする国です。同じ価値観をもつ世界13番目の経済規模をもつオーストラリアのような国がブロックチェーンの国家的な活用を先駆けて行ってくれることは、今後の日本、北米、西欧諸国にもいい前例となっていくのではないでしょうか。