スイスのクリプトバレー、ZUG(ツーク)が遠いなら、近くのカガヤンはいかかですか。
先日ご紹介したZUGと同等の環境をフィリピン政府のバックアップで作ろうとしています。英語の読める方はどうぞ。
記事によりますと、フィリピン政府のバックアップでカガヤン経済区庁(以下、
CEZA)がリゾート会社と組んで、アジアのクリプトバレーの街をつくることになりました。政府としては、仮想通貨、ブロックチェーンの会社のみならず、ブロックチェーンのビジネスプラス快適な生活空間をつくるそうです。
CEZAは最近でも2社にカガヤンでのビジネスライセンスを発行し、早くも17社が全額をはらってカガヤンでの会社設立、運営を図っているそうです。
現在、25社、6800万ドルの投資がこの地域でなされることを予想しているようです。
日本人にとっては、
1)東京、マニラ間の飛行機は直行便で4時間半ぐらい
2)ZUGと違い、英語圏であること
3)英語圏の国の中で、人権費が非常に安い
これらが魅力とかんがえられるでしょう。製造業では、アメリカの植民地であったためか、インドネシアよりも製造コストが高く、かといって国内市場も小さいのでプラザ合意以降のアジアの高度な経済成長にのりおくれましたが、インド同様に英語圏であることをいかしてIT産業での高度成長を目指していけば活路がかると政府がふんでいるのでしょう。
中国、韓国と違い、偏狭なナショナリズムもなく、西洋的な思考をもてるのも、IT産業にはむいているので、今後は注目される地域になるのではないでしょうか。
ブロックチェーンの会社設立にはカガヤンはいかがですか。