【自由に生きるか、死を】をモットーにしたアメリカのニューハンプシャー州の住民と仮想通貨。

アメリカのニューハンプシャー州のご紹介です。州の伝統にあった仮想通貨。これからもいろいろ実験的なことがおこなわれるかもしれません。英語を読める方はどうぞ。

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まずは、記事の前にニューハンプシャー州について説明します。広さはハワイの85%ぐらい、人口も130万ほどです。アメリカの最初の13州のうちの一つで、イギリスからの植民地独立を勝ち取った州です。住民の多くは無政府主義が小さい政府を望み、政府の干渉を嫌がる風土があります。そのためか、ニューハンプシャー州は売上税(日本でいう消費税)は徴収していません。また、規制、法人税の面からみても全米で7番目に商売をやりやすい州とランクされています。

また自由州として、無政府主義者の集まりであるリバタリアン党(最終目標は中央政府と税務署の廃止を目標とした政党)の党員移住を奨励しています。

そのためか、政府のバックアップで中央銀行が発行していない仮想通貨は文化的にも発展させたい、かれらの文化にあったものです。

現在ではFree Keene Projectの名前の元で、仮想通貨で支払える、歯医者、理髪店、レストラン、タバコ屋さん等を充実させるように促進して、その他の中小の家族経営の店に仮想通貨を受け入れるようなバックアップを行っています。

他にもピザ屋さんや、車の修理会社も仮想通貨での支払いを受け入れ始めていますし、いろいろな日々の生活での支払いを可能にしているようです。

人口がすくない州であるのでこのような実験は可能ですが、ニューハンプシャーでの実験が今後の世界の仮想通貨を使っていく日常生活の先駆けとなる可能性が高いので注目すべき場所ではないでしょうか。