仮想通貨がなぜ、信用できるか。それは市場が決めるからではないでしょうか。

ベネゼエラ政府発行の仮想通貨ボリバーが苦戦しているのではないでしょうか。英語の読める方はどうぞ。

sputniknews.com

ベネゼエラのニコラスマルドー大統領がハイパーインフレーションに対応してデノミを行うことを発表しました。それにともない、政策を変えて、政府発行の仮想通貨ペトロと新しいボリバーをリンクさせる方向で動いているそうです。

しかしながら、アメリカの経済制裁によってとまらない経済停滞、仮想通貨のペトロもアメリカの経済制裁に入っています。

そんな政府発行の仮想通貨のペトロはベネゼエラで産出される石油の国際価格にリンクされていたとしても、仮想通貨の発行元の信用がない状況では市場も興味がないのでしょう。天然資源にリンクされた通貨も信用な状態で、そんな信用のない国の通貨で保障されてもだれも目を向けないということでしょう。

要するに、仮想通貨は国際市場の投資家が価値を決めるもので、各国の中央銀行が発行する通貨よりも市場が決める価値であるがために、逆に信用があるのではないでしょうか。

現在、多くの国の財務省中央銀行総裁が、仮想通貨は実体のない価値のないものといっていますが、では自分たち官僚が発行している通貨の価値は本当にあるのでしょうか。

究極なことを言うと、なんで円が価値あるか。それは今、円もっているとトヨタ自動車PANASONICが商品を売ってくれるからでしょう。EUROを持っていると、ドイツでベンツが買えるから。ドルをもっているとボーリングから旅客機が買えるからだけではないでしょうか。

中央銀行発行の通貨しか今までは価値が固定されたものはありませんでしたが、国発行の通貨の導入依頼、仮想通貨の登場で新しい価値のあるもの遭遇に私たちは経験しているということなのでしょうね。