ハイパーインフレーションの国の国民の救済は?エアードロップ??

ベネゼエラ国民は今、困窮しています。英語の読める方はどうぞ。

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こちらの記事では現在のベネゼエラの状態を説明しています。現在のベネゼエラは原油国債価格がまだベネゼエラを助けるほど上がっていませんし、政府のみすぼらしい金融政策で異常なハイパーインフレ状態です。それを抜け出すためにも、世界初の政府発行通貨ペトロを発行しました。しかし、自国民には厳しい金融規制を押し付けていてペトロをかうこともできません、それどころか現状はビットコインの取引額すら増えていないそうです。

このような状態での想定が書かれています。

政府は

新しい紙幣を印刷して、現在コーヒー1杯=100万ボリバルを新紙幣1万ボリバルに変える。

 

これはどこもやっていますよね。では民間は何を考えているかです。

民間の金融関係者は

エアードロップをおこない、仮想通貨の流通量をふやす。

エアードロップは皆さんも知っての通り、通貨の流通量を増やすために無料で希望者に仮想通貨をくばる制度です。国内のハイパーインフレ、政府の仮想通貨に対するがんじがらめの規制によって、裕福層の財産ですら滞ってしまっている状態では、確かに誰が投資を活発におこなうのでしょうか。

でも、エアードロップで、ただでもらっていたら、リスクフリーですよね。リスクフリーですこしでも価値出たらつかえたら得なんですからみんなうけいれるでしょう。そうしたらベネゼエラの国民のような状態でも使い始め、仮想通貨が活発にうごきはじめるのではという憶測の記事です。

そうなると、裏経済が活発になって、だれが紙屑のようなボリバルをつかうのでしょうか。

この辺が仮想通貨の大きい未来が隠れているのではないでしょうか。ビットコインイーサリアム等の基軸仮想通貨を元にして、世界中の発展途上国で、いや政府の金融政策がしっかりしていない発展途上国だからこそ仮想通貨が発達していくのかもしれません。

そうなると、政府発行のFIAT CURRENCYは淘汰されていくのかもしれません。国があれば、それだけの通貨が今までありましたが、これからは現在の基軸通貨以外の通貨使用がなくなる国もでてくるのかもしれません。

天然資源が豊富で貧乏な発展途上国で、自国民は買うことのできないペトロを発行しているベネゼエラは今後の発展途上国とその国民と仮想通貨の未来がどうなるかのベンチマークとなるくにかもしれませんね。