海外送金と仮想通貨

昨日アリババの子会社のアリペイ香港がブロックチェーンを使った海外送金会社の立ち上げを発表しました。英語の読める方はどうぞ。

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記事には香港のアリババの子会社と海外送金によって国の経済を成り立たせているフィリピンの会社が共同で、ブロックチェーンの技術を使って海外送金会社を立ち上げる話を書いております。

現在、日本でも外国人労働者の導入をするべきか、しないべきかと話題になっております。世界の先進国はどんどん発展途上国から労働者を受け入れていますよね。

そのためか、海外送金は2012年世界全体で55兆円産業。昨年のデーターをみますと、60兆円を超えています。これからも成長する産業になるでしょう。

問題は高い手数料です。以前海外の記事でよみましたが、南アフリカに出稼ぎにきている他の国のアフリカ人は本国にお金を送る時に平均で送金額の10%をこえる手数料を銀行や送金会社に支払っているのが現状です。

まづは、アジアの金融大国(地域?)である香港と実際の送金受け入れ大国であるフィリピンの会社がブロックチェーンを使っての送金を始めるなら、例えば、香港で働いているフィリピンのお手伝いさんは

1)香港ドルから仮想通貨に変えて送金

2)仮想通貨からフィリピンペソに変えて引き下ろす

となるのでしょう。手数料もいくら高くても銀行間の取引よりは安くなるのは間違いなきですね。

その膨大なお金が仮想通貨を通して送金されるとなると、選ばれた仮想通貨の流通量は膨大に膨れ上がり、価値も膨大にあがるのは間違いないですね。

今のところ、インターネットのインフラの問題がアフリカにあるとは思いますが、それも格安のスマートホンがでてきたのと同様に、インフラの問題もそこに利益が生じれば早急に改善されるでしょう。

現在のドイツ他、ヨーロッパの移民問題も、収拾するとしても、移民が減ることはないでしょう。アメリカのシンクタンクのなかでは、先進5か国の国民は、来世紀初めまでにはパスポートをみないとどこの国の人かわからないぐらい混ざり合うと予想されています。

これからも仮想通貨の価値は上がっていくのは間違いないですね。